幸せのハト!? 13
(ガバッ)
は肩に重みっというか衝撃を感じた。
軽く前のめりになりながらも後ろを振り向くと、そこにはのドアップが。
「ぬおっ!?」
「いや、『ぬおっ!?』て何さ。じゃなくて」
は片手をの肩にまわし横に並んだ。
そして顔を近づけ、声を小さくした。
「能力使ったでしょ?」
「あ、やっぱりバレた?」
「なんとなく。ってかアイコンタクトなの?」
「んー。どっちかって言うとテレパシー?」
と何とも不思議な疑問符だらけの内緒話を繰り広げた。
すると、後ろから
(ドゴォォォン)
神楽「2人して何してるアルかー?」
神楽がのマネのように2人に突っ込んできた。
しかし、皆さんも知っての通りこの子は夜兎族=力強い=威力すごい。
といことで2人は思いっきり吹き飛ばされたのである。
「「えぇぇぇぇぇ!?」」
2人は吹き飛ばされた結果。
壁に激突という結末を迎えた。
「まさかの事態ー」
「ってか無傷の僕ら最強ー」
は逆さまの状態では倒れている状態で各自そう言った。
さすがの出来事に銀時たちも2人の元へと駆け寄った。
銀時「オイオイ。大丈夫かー?」
新八「怪我無いですか!?」
沖田「あんたらも馬鹿ですねィ」
神楽もさすがに悪いと思ったらしく、心配そうに見ていた。
はその視線に気づき微笑みかけた。
「大丈夫だって、さっきも言ったけど僕たち無傷だから」
「そうそう。気にすんなって」
もの言葉に続けてそう言った。
神楽「お前ら意外に丈夫みたいだから、気にしない事にしたネ」
「「マジでか」」
神楽に丈夫と認められるとは、思わなかった2人は真顔で言ってしまった。
すると今まであんまり喋らせてもらっていなかった、新八が発言をした。
新八「あれ?何か聞こえませんか?」
銀時「あ?」
玄関の方に耳を澄ましてみると、確かに音がした。
しかもよく聞き慣れた感じの音が。
「なぁ。コレ、パトカーの音なの気のせいか?」
「あ、やっぱりそう?」
沖田「やべェ。サボったのバレたか」
「え、マジ?」
パトカーの音を聞いた3人は何故なのかを言い出し始めた。
しかし、万事屋一行はまだ玄関を見つめていた。
新八「銀さん。他にも音する気がするんですけど」
銀さん「俺も気のせいだと思いたいが、足音みたいなのが聞こえる気がすんだよなぁ」
神楽「しかも、こっちに近づいて来てるアル」
ちなみにいうと足音に続いてパトカーの音もだんだん大きくなっている。
ついには万事屋の階段を登ってくる音まで始めた。
(ダンッダンッダンッダンッ)
(ガラララッ)
桂「急用だ。失礼するぞ」
エリザベス「(邪魔するぞ)」
万事屋に勢いよく入ってきたのは
攘夷浪士 桂 小太郎 だった。
銀時と新八は桂が見えた瞬間に盛大にため息をついた。
この後何が起きるのかが予測できてしまったのだ。
突然ですが。
今、ここに誰がいたか思い出してください。
まず、万事屋の銀時・新八・神楽・・定春。
そして、に会いに来ていた、と真選組1番隊隊長の沖田。
ということは・・・・・・
沖田「桂ァァァァァァ!!!」
(チュドォォォォォン)
「総悟。何突然バズーカぶっ放して・・・・・って桂ァ!?」
桂「真選組!?仕方ない。エリザベス!」
桂は反射的に沖田からの攻撃を避けると窓から飛び降りて行った。
そして、沖田とはそれを追いかけて玄関から外に出ようとした。
銀時「ちょっと待ったァ!!」
沖田「何ですかィ?旦那。邪魔でもしようってんですかィ?」
銀時は沖田とを呼び止めた。
振り返った沖田の目はもうすぐ瞳孔が開くのでは無いだろうかという風になっている。
銀時「んな恐い顔すんなって。違くてよォ。お前らコレどうするつもりなんだ」
銀時の指さした所は玄関の扉だ。
しかし、バズーカによりほぼ壊れている状況になっている。
沖田「あぁ。これですかィ。大丈夫でさァ、後で土方さんにどうにかさせるんで」
銀時「お、マジで?んじゃ行ってよし」
沖田「すいやせんね旦那。そいじゃ」
そう言い残すと沖田とは外に飛び出した。
階段の下には桂を追ってきた、土方・近藤とパトカーが。
土方「お前ら何でそこにいんだよ!!!」
近藤「トシ、今はそれどころじゃない。早く乗れ!!」
土方と近藤はパトカーに乗りながらそう言った。
そして、沖田が乗り、も乗ろうとした。
だが、沖田によって扉は閉められた。
「ちょ、総悟ォォォ!?」
沖田「満員なんで、走ってついて来てくだせェ」
「いや、どう見ても満員じゃないんだけど!?」
しかし、そのままパトカーは走りだしてしまった。
「変なとこでS気出すんじゃねェェェェェェ!!!」
はそう叫びながら劉からもらったリストバンドに手をかざしスケボーを取り出した。
そのまま勢いよく飛び乗りかなりの速度でパトカーを追い始めた。
「絶対ェ追いついてやっかんなァァ!!!」
そして、その光景を上から見ていた万事屋一行。
銀時「なんか似た光景。昨日も見た気がすんだけど。あれ?デジャブ?」
神楽「もさすがネ。もも私が認めただけのことはあるアル」
「ん?コレは褒められてるよね?」
新八「普通の人っていないのかな・・・・」
と各自意見を言っていたらしい。
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